高齢者は歯科検診に どれくらいの頻度で行くのがよい? -1-

◎リスクが高い高齢者、間隔を開けずにメンテナンスを!
 
 
 長い間使ってきてエナメル質がすり減っていたり、歯茎がやせて根元が現れているなどで、高齢者の歯はそこから虫歯になりやすくなっています。また、糖尿病などの生活習慣病にかかっていることなど、歯周病になるリスクも高いのが高齢者の特徴。若い世代以上に、歯とお口の健康には気を遣いたいですね。
 
 
 歯とお口の健康には、家庭でのケアと、プロによるチェック、つまり歯科検診が欠かせません。では、高齢になったらどれくらいの頻度で歯科検診に行けばいいのでしょうか? 歯科検診の頻度は、世代やお口の中の状態によって違います。虫歯の進行が早い子どもやさまざまなリスクが高い人はあまり長く期間を空けずにチェックしたほうがいいからです。
 
 
 高齢者の場合も、歯科検診の間隔は短くすることをおすすめします。お口の中に特に不具合を感じていなくても、1ヵ月に1回は受診し、検診を受けてメンテナンスを行いましょう。月1回行くのは負担が大きいと感じるかもしれませんが、メンテナンスを行うのは、自分の歯を1本でも多く残すために、ひいては生活の質を高いまま維持するためにとても大切なのです。
 
 
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