ＣＭでよく聞きますよね？　知覚過敏　-2-

◎まずは歯科医院で歯のチェックを
 
 
　歯がしみたら、まずは本当に知覚過敏なのか、ほかに原因はないのか、一度歯科医院でチェックしてもらいましょう。本当は虫歯や歯周病によってしみていたのに「きっと知覚過敏だろう」と放置したり、自己判断で歯磨き剤を選んでそれが間違っていたりすれば、その間に虫歯や歯周病は進行してしまいます。
 
 
　虫歯や歯周病ではなく、知覚過敏だった場合、特に対処しなくても自然に治ることが少なくありません。対処するとしても、その基本は丁寧な歯磨きですので、効果的なブラッシング法を歯科医院で指導してもらうとよいでしょう。専用の歯磨き剤も市販されています。
 
 
　それで改善されないようであれば、エナメル質が削れた部分を薬でコーティングしたり、レーザーを露出した象牙質に照射したり、歯の治療に使う材料で埋めて、外からの刺激を伝えないようにする治療法もあります。重度の知覚過敏で痛みが治まらなければ、神経を取るという選択肢もありますが、これは最後の選択だといえます。
 
 
　歯ぎしりなどがあってそれが知覚過敏につながっている人は、歯科医院で相談し、ナイトガードを使うなどで歯への負担を減らすことをおすすめします。