◎1日3回が無理なら特に寝る前を念入りに!
食事やおやつの内容に気をつけても、欠かせないのが毎日の歯のお手入れです。正しい歯磨きの実践は虫歯予防に大きな効果をもたらします。「たかが歯磨き、されど歯磨き」です。
歯磨きは、朝食・昼食・夕食、おやつの食後に行うのが理想です。しかし、仕事で、お客さんや上司と行動を共にしなければならなかったり、時間がなかったりして、歯磨きタイムを確保できない場合もあるでしょう。また、お子さんも、昼は幼稚園や保育園、学校などに通っていれば、大人の管理下できちんと磨くのは困難です。
食後に毎回磨いたとしても、正しい磨き方をせず、ほんの1分程度で済ませているのであれば、お口の中の爽快感は得られても、細かいところまではきれいになっていないのが現実。それでは何回磨いても効果は出ません。
そこで、私たちは夜寝る前の歯磨きをしっかり行うことをおすすめしています。起きている時は、唾液が分泌し、お口の中の細菌に働きかけてくれます。しかし寝ている間は唾液の分泌が減るため、細菌が増えて虫歯や歯周病が進行しがちです。それを防ぐために夕食後の歯磨きは念入りに行い、細菌やその栄養となる食べ物の汚れを落としておくのが大切なのです。
◆ながら磨きのススメ
入浴中、テレビを見ながらなど「ながら磨き」をすると長く丁寧に磨くことができる。