虫歯になりやすい歯の部位と 磨き方のマル秘テクニック! -3-

◎虫歯になりやすいのは上の前歯と奥歯の溝
 
 
 歯を磨く時、特に気をつけていただきたいのが、上の前歯と奥歯です。
 
 
 奥歯の噛み合わせの面は、複雑な形状の溝があるために歯磨きが難しく、また、生えたばかりの永久歯は磨き減りも少なく、溝が深いので虫歯になりやすいのです。その溝を特殊な樹脂で塞いで、虫歯の菌の侵入を防ぐのが「シーラント」です。歯科医院で処置を受けることができるので、奥歯が生えてきたら相談してみてください。
 
 
 お家で奥歯をケアする時に歯ブラシの毛先が届きにくい場合は、歯ブラシを前からではなく、横から入れると磨きやすくなります。
 
 
 歯と歯の間も磨き残しが起こりやすい部位です。歯の間のすき間が狭く、歯ブラシだけでは汚れが取れない場合は、糸ようじ(デンタルフロス)を併用しましょう。
 
 
 歯磨き粉を使い始める時期ですが、歯磨き粉には研磨剤や発泡剤、香味剤などが入っているものがあり、飲み込むのはあまりいいことではありません。最近では、うがいが上手にできない子どもの歯磨き剤として、泡タイプの商品もあります。低刺激で、研磨剤は含まれていないのでうがいが苦手な乳幼児にも使用できます。
 
 
 子どもの場合、歯についた歯垢や汚れは、歯磨き粉なしでも十分落とすことができます。使い始めるのは、立った姿勢での歯磨きにうつり、うがいが上手にできるようになってからで構いませんよ。
 

磨き残しやすい場所は念入りに

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きちんと磨いたつもりでも、磨き残しがあることも。
汚れやすく落としにくい場所は特に丁寧に磨きましょう。
 
 
hatto055◆デンタルフロス(子ども用)◆
乳歯の生えてきた子ども用にコンパクトなつくりなので、小さいお口の中でも動かしやすい。奥歯に通しにくい時は、曲げて使えるように設計されています。
 
 
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◆デンタルフロス(ホルダー型・糸巻き型)◆
 
 
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