レーザー(レントゲンを使わない)で 隠れ虫歯を見つけられるって本当? -1-

◎安全なうえに高確率で虫歯を発見できる「ダイアグノデント」
 
 
 レントゲン撮影や麻酔を避けたい妊婦さんの歯科診療で重宝されているのが、レーザーによる治療や検査です。すでに医療のさまざまな分野に応用されている医療用レーザーが、虫歯の発見でも成果をあげていることをご存知ですか?
 
 
 時代とともに虫歯治療に対する考え方も変化し、今は「できるだけ削らない治療」が主流になっています。そんな中、虫歯の早期発見と予防の切り札として注目されているのが、レーザーを利用した最新の虫歯検査機器「ダイアグノデント」です。一般的な虫歯の検査では、歯科医師の目による「視診」と探針という先のとがった器具で歯の状態を調べる「触診」をし、必要があればレントゲン撮影を行います。これに対してダイアグノデントは、歯にレーザー光線を照射し、跳ね返ってきた光を解析して虫歯の有無や深さを判定する検査機器です。結果は音声と数値で表示され、虫歯が深ければ深いほど数値は高くなります。
 
 
 最大の特徴は、これまでの肉眼とレントゲンに頼った検査法では発見が難しかった、ごく初期の虫歯や、奥が深くえぐれたしずく状の虫歯、歯と歯の間や詰め物の下にできた、いわゆる「隠れ虫歯」を見つけることができる点です。視診と探針による触診での発見率は14%だった虫歯が、ダイアグノデントを使った検査では90%の高い確率で発見することができた、との研究データも報告されています。
 
 
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