ぶつけたり、ころんだり危険がいっぱい！ 子どもたちの行動には要注意　-2-

◎もしも歯が抜けてしまったら？　
 
 
　抜けた歯を見つけたら、乾燥させないための処置を取ります。一番いいのは専用の保存液に浸すことです。一部の小学校や保育園では準備しているところもあるようですが、一般家庭にあることはまれでしょう。その場合は、できるだけ早く歯科医院に行ってください。
 
 
　その際、水道水などで歯についた血や、歯の周りの組織を洗い流すことは厳禁です。歯根膜（歯と骨をつなげている膜）が死んでしまい、せっかく植え直せても経過が悪くなる恐れがあるからです。　　
 
 
　また、歯をぶつけた時はなんでもなかったのに、時間の経過につれて歯の色がピンクや灰色、黄色などに変化してきた場合も要注意です。歯の神経が損傷している可能性がありますので、気づいたらすぐに歯科医院に連れて行きましょう。