最近の子は「キムタク顔」が多い? -3-

◎ 「おかあさんはやすめ」と「まごわやさしい」ってなに?
 
 
 ではなぜ、子どもたちの顎は小さくなってきたのでしょう?
 
 
 答えは食生活の変化です。顎の成長は噛むことによって促進されますが、今の子どもたちの食事は昔に比べ、軟らかい物が多くなりました。その代表的メニューが、「おかあさんはやすめ」。オムレツ、カレーライス、アイスクリーム、サンドイッチ、ハンバーグ、焼きそば、スパゲッティ、目玉焼きの頭文字を取ったものです。これらの料理は、よく噛まなくても飲み込むことができるために、顎が未発達になるばかりか、唾液の分泌量が減り、虫歯にもなりやすくなります。
 
 
 反対に顎の成長や歯によい食べ物として知られているのが、「まごわやさしい」。豆、ごま、わかめ、野菜、魚、しいたけ、芋といった、昔ながらの和の食材たちです。どれも子どもたちにはあまり人気のない食材ですが、少しずつでも、日々の食卓に取り入れてみてはいかがでしょうか?
 
 
 子どもたちが大好きなカレーやシチューの具を大きめにカットするのも、噛む回数を増やす工夫としてはおすすめですよ。
 
hatto040
 
 
prev
next