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あなたはどんなことが気になりますか?-4-

◎全身の健康に影響を与えることも…
 
歯並びが悪いのは見た目の問題だけではありません。健康面にもさまざまな影響が出てきます。
 

1 前歯や奥歯でしっかりと食べものを噛むことができない。(上下の歯の咬み合わせが悪いから)。
 
2 発音がしにくい(サ行やタ行が発音しにくい場合があります)。
 
3 虫歯ができやすい(磨き残しが多くなるから)。
 
4 歯ぐきの調子が悪くなりやすい(細かい部分が磨きにくいから)。
 
5 歯をケガしやすい(例えば出っ歯の場合、前歯をぶつけて折れてしまう場合がある)。
 
6 アゴの関節に症状が出ることがある(咬み合わせが悪いと顎の動きも悪くなり、アゴの関節に悪い影響を与えることも)。
 
7 アゴや周囲の骨の正しい発育を邪魔する(例えば受け口の場合、上顎の発育が抑えられ、アゴのズレや悪い癖などがあるとさらにひどくなることもあります)。
 
8  口のまわりの筋肉・舌の働きなどに悪い影響を与える(表情筋がうまく使えなくて、表情が乏しくなる)。
 
9 全身の健康に影響を与えることがある。

 
など、身体にもたくさんの、もったいないことを引き起こします。1~8はなんとなくわかるかなと思いますが、9の全身への影響ってなんでしょう?
歯並びが悪くて、顎の位置がズレている場合があります。この顎の位置がとても大事です。しかし、顎の位置がズレていても自分でそれに気づく方はそう多くありません。顎は他の関節と違って、前後、左右、開閉と、とても複雑に動き、ほんの数ミリずれただけでも体にいろいろな影響を及ぼします。Page9_1

 

 

日本歯科医師会の広報誌に「咬み合わせは我々にとっては体の中の杖であるが、よい道連れになる杖と足手まといになる邪魔な杖がある。咬み合わせと体のゆがみについて研究していると、不正咬合の人は、体の重心や移動距離や移動面積が大きいことがわかる。咬合状態を治療した後では、これらも減る。下アゴのズレ、咬み合わせのズレは、頭と体のしびれを起こすこともある。よい咬み合わせは健康と福相を作る」という記述があります。難しく書いてありますが、要は「歯の咬み合わせがよいと、体の健康とよい顔を作ることにもつながる」ということです。

 

 

Page9_2例えば、肩こりや首の痛み、頭痛などの原因が歯以外の部分にあれば、整体やカイロプラクティックなどの治療法は非常に有効です。でも根本の原因が「歯の咬み合わせ」にあるとしたら…これらの療法は一時的な対症療法となってしまいます。健康的な治療法で歯の矯正をした人たちは体調がよくなる方もたくさんいらっしゃいます。歯並びは見た目だけの問題ではありません。しっかり噛んで毎日を快適に過ごすためにも、これからの人生をよくしていくためにも、咬み合わせをきちんと考えた歯並び治療は非常に有益であると私は思います。
 
 
 
 

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