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人は見た目じゃない? 人は人のどこを見る?

◎感情の55%は表情が伝える

 
「人は見た目じゃない。中身だよ。」誰でも一度は聞いたことがあるこの言葉。でも現実はどうでしょう?
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就職試験の面接、営業・接待の場面、合コンに行ったとき、お見合い相手に会う日、結婚相手のご両親に初顔合わせ、入学試験の親子面接…。誰もが毎日「出会い」の場に遭遇しています。

 
数え切れないくらいの「初めて」があり、それが一度きりの勝負の場面であることも少なくありません。ステキな人に出会って、一目見て好きになってしまうこともあるでしょう。

 
「見た目が大事」に、1つの根拠を与えているのがアメリカの心理学者、アルバート・メラビアンの提唱している「メラビアンの法則」です。これは、私たちが感情を伝えるときの三要素、表情で伝える視覚情報、声で伝える聴覚情報、話の内容などの言語情報はそれぞれ、表情55%、声38%、言葉7%のウェイトで相手に伝達されているというものです。私は、この割合は時と場合に応じて多少変わるのではないかと思いますが、実験結果に基づいているので、おおむね正しいのでしょう。また、このときの「見た目(視覚情報)」は、カッコいいとかかわいいという容姿の問題とは別ですよ。同じ人間がどういう表情で接するかが、第一印象をかなりの割合で決定づけてしまっているということです。

 
あなたには人には気づかれない、たくさんの魅力があるはずです。人の魅力は見た目だけではわかりません。中身も当然大切です。何度か会ううちに少しずつあなたの魅力は相手に伝わり、よい関係を築いていくことが多いのではないでしょうか?

 
 

しかし、残念ながら一目見ただけであなたの内面まで理解してくれる人はほとんどいません。あなたの素晴らしい人間性、やさしい心、素直さ、知性、実直さ、忠誠心、やる気、向上心…、どれも気づかれないまま終わってしまっています。

 
相手が第一印象であなたを判断してしまったら…、今からあなたがこの会社にとって重要な役割を担う人物であるのに採用されないとしたら、これから永くお付き合いしたいと思った瞬間に、第一印象がよくなくて先が続かなくなってしまうのだとしたら、こんなもったいないことはありません。それは、あなたにとってだけでなく、相手にとっても大きな損失です。
 
 

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