インプラント? 入れ歯? どっちがいいの? -2-

入れ歯を上手に使うには?
 
 
 また、インプラント治療はどなたでもできるわけではありません。歯周病が進行し顎の骨の量が少なくなっていると、インプラントが定着しない場合があります。インプラント手術を行っても、アフターケアが十分でなかったことから、せっかく埋めたインプラントが歯周病で脱落してしまうこともあるのです。
 
 
 その場合は、治療を行った歯科医院によって対応は変わりますが、インプラントの形を換えて再度埋め込む手術を行ったり、手術前より骨が少なくなっている場合は骨を再生する処置を行ったうえで再手術を行うことになります。
 
 
 インプラントの再手術を行わずに、ブリッジや入れ歯にするという選択肢もあります。入れ歯にした場合、もともとお口の中になかったものを入れるわけですから、最初は違和感も生じますが、数日たてば慣れます。入れ歯をうまく使えるように、最初は食べ方や話し方の練習をすることをおすすめします。
 
   
 食事では、最初は食べやすい軟らかい物や小さい物から噛む練習をし、次第に硬い物や大きい物にしていきます。話し方では、発音しにくいサ行やタ行の練習をします。本を音読するのもいい練習になります。
 
 
 入れ歯はいつも清潔に保ち、就寝時に外す時は、乾燥して変形することを防ぐために水につけておくようにしましょう。
 
 

入れ歯

就寝時は清潔に保ち、乾燥しないようにする。


 
 
入れ歯

新聞などを声に出して読み、発音のトレーニングを行う。


 
 
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