画期的なレーザーの有効利用を -2-

◎不安感を取り除ける効果もあり
 
 
 患者さんにとって負担が少ないレーザー治療ですが、高齢になると、持病を抱えていて、歯科治療の際にリスクのある患者さんにとっては行えるのでしょうか。例えば高血圧の方は、麻酔薬に含まれる成分や、治療に対する不安・痛みなどで血圧が急激に上がり、脳血管障害を起こすリスクを伴います。こういったリスクを取り除きながら歯科治療を進めることが大切で、痛みや不快感のないレーザー治療は、高血圧の方にも適しています。
 
 
 同じように、心筋梗塞発症などでペースメーカーをつけている方や糖尿病の方にとっても、安全に治療を行うことができます。歯周病があると、糖尿病や心筋梗塞のリスクが高まるとされています。負担の少ないレーザー治療で歯周病の治療を行うことは、糖尿病の進行や心筋梗塞の発症を防ぐためにもとても意味があることなのです。
 
 
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