家族から口臭を指摘されたらどうしますか？　-1-

◎虫歯や歯周病、ドライマウスで口臭に
 
 
　「ニンニクやニラを食べたわけでもないのに、なんとなく口の中が臭うみたい…、これって口臭？」自分のお口の臭い、一度気になり始めると、どんどん気になってしまいますよね。
 
 
　朝起きた時やお腹が空いた時、体調があまりよくない時にお口が臭うのは、多かれ少なかれ誰でもあるので、あまり神経質になることはありません。時間が経てば、自然に減っていきます。
 
 
　口臭の原因の多くは、お口の中にあります。
 
 
　まずは歯周病。歯周病は、お口の中で細菌が繁殖している状態です。細菌が繁殖してできた膿が、口臭の原因になっているのです。
 
 
　次に虫歯です。虫歯でできた穴に入り込んだ食べ物が腐敗したり、以前治療した虫歯が再発し、詰め物の内側に細菌が繁殖して悪臭となっているケースなどが考えられます。虫歯にはなっていないものの、歯垢がたまっていたりしても口臭する場合があります。
 
 
　また、唾液が少ないことも口臭の原因となります。加齢によって唾液の分泌が減ったり、薬の副作用などで唾液は減ることがありますが、ドライマウス（口腔乾燥症）が進行しても口臭が強くなる場合があるのです。