現代人にとっての親知らずは「やっかい者」?
親知らずの抜歯は、「腫れる」「痛い」「抜くのが大変」。たいていの人はそんなイメージを持っているのではないでしょうか? 痛い思いをするのはできれば避けたいところですが、抜くのにはそれなりの理由があるんです。
親知らずが生えてくるのは早い人で14歳、遅い人は20歳くらいといわれています。親知らずであっても、真直ぐに生えていて上下の歯がきちんと噛み合っていれば抜く必要はありません。ところが、軟らかい物ばかり食べて顎が小さくなった現代人の親知らずは、斜めに生えてきたり、顎の骨に埋まったまま生えてこなかったり、といったケースが多くなっています。
◆親知らずによる主なトラブル
・智歯周囲炎
(親知らずの周囲の歯茎が腫れ、痛む)
・親知らずの虫歯
・親知らずの手前の歯の虫歯
(親知らずの圧迫による)
・歯周病の進行
・歯並びに悪影響