◎プラークコントロールの基本は歯磨き
「プラークコントロール」という言葉ご存知ですか。テレビCMなどで聞いたことがあるという人も多いのでは? 言葉は聞いたことがあっても、プラークコントロールの方法や正しいやり方については理解していない人もいるかもしれません。プラークコントロール=歯磨きではないのです。プラークとは、歯垢のことで、食べカスではなく、歯に付着した細菌の塊です。これが虫歯や歯周病の原因となります。プラークを完全に取り除き、虫歯や歯周病にならないよう管理するのがプラークコントロールです。
先ほどプラークコントロール=歯磨きではないと書きましたが、歯磨きもプラークコントロールの一部。きれいに磨いた歯も、歯磨きをせずに24時間経つとプラークが全体を覆い、48時間過ぎると成熟して酸などを出します。プラークはうがいや歯ブラシで少しブラッシングした程度では落ちませんから、時間が経つ前に1本あたり20~30回しっかりとブラッシングをしてプラークを落とすのがプラークコントロールの基本です。