◎表情筋を鍛え、口角を上げて若々しい笑顔をつくろう
「笑顔が魅力的」といわれる人の顔を見ると、みんな口角がきれいに上がっています。同じ笑顔でも口角の下がった顔は、寂しそうとか意地悪そうとか、嫌な印象を持たれがち。本当は素敵な人なのに、口角が下がっているだけで印象が悪くなってしまうのは、実にもったいない話です。
脳科学分野の研究で、笑顔が前頭葉の働きを活性化させることが明らかになってきています。前頭葉は、いわば脳の最高中枢。生きていくための意欲、創造、実行を司り、脳全体を統括して、未来に向かって生きるための指令を出しているところです。
笑顔をつくる表情筋の神経は脳幹部と直結しているので、本当に心から笑っている時はもちろん、口角を上げて笑っている表情をつくるだけでも、脳が刺激されて前頭葉が活性化するのです。さらに面白いことに、笑顔を見せた相手の前頭葉までも活性化するといいます。笑顔を見ると脳が安らかになり、心が晴れて、前頭葉が元気に働くのです。つまり口角を上げてつくる笑顔は、あなたも周りの人も幸せにしてくれるわけです。口角を上げる筋肉は、口角挙筋と大頬骨筋。これらの筋肉を上手に使って魅力的な笑顔を自然につくれる人になりましょう。
『愛され笑顔』をつくる表情筋トレーニング
まず、鏡を見て何も意識せず、笑顔をつくってみましょう。もし、口角が上がっていなかったり、上げているのがすぐに疲れてしまうようだったら、この表情筋トレーニングを行ってみてください。
最初のうちは、1分間キープするのは難しいかもしれません。でも表情筋がその状態に慣れてくれば、自然にできるようになります。
人は口角が上がると若々しく見えますが、放っておくと年齢を重ねるほどに口角はどんどん下がり、頬の肉が垂れて顎のラインもしまりがなくなり、印象の暗い老け顔になってしまいます。魅力的な笑顔に、年齢は関係ありません。
自分も周囲の人も幸せにする『愛され笑顔』を目指し、表情筋トレーニングにぜひトライを!