◎唾液の分泌促進も忘れずに
虫歯や歯周病が原因の場合は、なるべく早く歯科医院で治療しましょう。もちろん毎日のお手入れも大切です。舌についている「舌苔」が口臭の原因となっていることもありますが、舌苔は歯ブラシなどで落とすのではなく、専用のブラシが市販されていますから、それで除去するようにします。
唾液の分泌が低下している人は、規則正しい生活を心がけ、食事ではよく噛むことが大切です。抗菌作用のある唾液の分泌減少は、虫歯や歯周病にとってもよくありません。唾液量を減らさないことも、口臭対策のポイントです。
口臭は、お口以外に原因がある場合も。逆流性食道炎などの消化器疾患、耳鼻咽喉系の疾患、呼吸器系の疾患、糖尿病などで口臭がすることがあるのです。口臭が気になったら、まずは歯科医師に相談し、そこで原因が見つからなかったら全身の疾患を疑ってみることも必要です。