歯を失う原因の第1位は歯周病
日本人の40歳以上の人の約8割が、歯周病かその予備軍だといわれています。そして、日本人が歯を失う原因は、虫歯を抜いて、歯周病が第1位。歯周病は多くの人がかかり、そしてそれによって歯を失っている怖い病気なのです。
では、どうして歯を失ってしまうのでしょうか。
歯周病は、初期の段階では、歯磨きの時に血がにじんだり、歯茎が腫れぼったく感じたりすることがありますが、ほとんど自覚症状はありません。
この段階から進行すると、歯茎が時々腫れたり、歯磨きで出血する、口臭がする、歯茎から膿が出るなどの症状が現れます。歯と歯茎の間の溝が深くなって「歯周ポケット」ができ、歯周ポケットの奥にプラークが入り込みやすくなります。
歯茎が腫れても自然に治まったりするので、症状を軽く捉えて治療をしなかったり、痛みや出血があることから歯磨きがおろそかになって悪化していきます。
◆歯を失うおもな原因(永久歯の抜歯原因調査/財団法人8020推進財団)