◎「顎がシャープでかっこいい」に待った! 歯並びにご注意を
皆さんは、最近、子どもたちの顔つきが変わってきていることに、お気づきですか?
「キムタク顔」といえばいいのでしょうか。顎が小さい、シャープな輪郭の子どもが増えています。見た目に限っていえば、かっこよくなるのはいいことなのですが、「歯並び」のことを考えると、喜んでばかりはいられないのです。
乳歯は一般的に、6~12歳にかけて永久歯に生え替わります。永久歯は乳歯よりも大きいので、きれいに生え揃うには乳歯よりも広いスペースが必要です。ところが、顎が小さいと永久歯の生えてくるスペースを確保できず、デコボコの歯並びになってしまう可能性があるのです。
歯並びの悪さは、噛み合わせにも影響します。そのため近年、上下の歯がきちんと噛み合わない、「不正咬合」の子どもも増加傾向にあります。