◎歯医者デビューには実は歯医者に慣れさせる意味もあるんです!
子どもの時に治療で痛い思いをして以来、歯医者嫌いになったという人は意外に多いものですが、小さい時から定期検診に通い、歯医者に慣れている子は治療への抵抗がなく、予防意識も高くなります。
そもそも無痛治療が普及した現在、歯医者は昔ほど怖い場所ではないと私は思っています。また、お子さんを歯医者へ連れて行く時、お父さんやお母さんが過度に緊張をしないことも大切です。
親ごさんの緊張はお子さんに伝わりやすいもの。不安げな雰囲気を感じ取り、お子さん自身も不安になってしまいますので、親ごさんは身構えず、リラックスした気持ちでいるようにしてください。お昼寝の時間、空腹時など子どもが不機嫌になりやすい時間は避けるようにしましょう。
子ども時代のトラウマで予防のチャンスを逃すなんてもったいない話です。お子さんの歯医者デビューが、親ごさん自身の歯医者嫌いを克服するきっかけにもなればなおうれしいです。
赤ちゃんの乳歯は、一般に6~8ヵ月頃に 下顎の前歯が生えてきますが生まれた時にすでに生えている歯、また生後2ヵ月以内に生えてくる歯(新生歯)も含め、総称して「先天性歯」と呼んでいます。多くは下顎にみられます。これにより赤ちゃんは 歯が当たって舌が痛くなったり、お母さんは乳首の痛みを訴え、授乳に支障をきたすことがあります。